使い方自由自在な天板
天板はケーキの型を乗せたりクッキーを並べたりするほかに、生地を流せば薄焼きのスポンジケーキも焼けます。天板1枚あればいろいろなお菓子が作れるのでぜひ活用していただきたい道具です。
天板を使って作れるお菓子
クッキー

天板に直接並べて焼ける、天板を使って作れる最も手軽なお菓子です。
天板に均等な間隔を空けて並べることで、オーブンの熱が均等に行き渡ります。
オーブンにはくせがありますので、焼き時間の半分〜2/3が過ぎたところで天板の手前と奥を入れ替えてやると、均等に焼き色がつきます。
ロールケーキ

オーブンシートを敷いた天板に生地を流して焼く薄焼きのスポンジ生地でロールケーキが作れます。
クッキー同様、焼き時間の半分〜2/3が過ぎたところで天板の手前と奥を入れ替えてやると、焼きむらを防ぐことができます。
パイ・タルト

パイやタルトは型がなくても天板に伸ばした生地をのせて焼くことができます。
代表的なのがミルフィーユ。薄く伸ばした生地を天板にのせて焼き、カスタードクリームを挟んで仕上げます。
他にもフルーツを使ったパイや薄焼きのピザ風のパイなどもできますよ。
生地を伸ばして具材をのせ、周りの生地を折り畳んで焼けばOKです。
天板の形
皆さんのオーブンに付属の天板はどんな形ですか?
昔、といっても20年くらい前までは正方形や丸形が主流でした。
最近はオーブンの奥行きを減らすためなのか、ほとんどのオーブンが長方形ですよね。
ロールケーキを巻くときにどっちの方向から巻くかによって、細長いロールケーキや太巻き状のロールケーキになるなど、悩んでいる方も多いようです。
ロールケーキ用の天板
細長い天板をご使用の方で正方形の生地にしたい場合におすすめなのが、ロールケーキ用の天板です。
でも、長方形の天板に正方形の天板はよほど小さいものでなければ乗せられないんじゃ?
そう思われますよね?
実は乗せ方を工夫すれば正方形の天板でもちゃんと乗るんです。

画像のように天板を裏返しにして、その上に正方形の天板をのせれば、細長くても大丈夫です。
オーブン庫内の奥行きを確認して大丈夫のようでしたらおすすめです。
ちなみに我が家の電気オーブン石窯の天板サイズは37×25センチで、29センチ角のロールケーキ天板を乗せてオーブン庫内にセットできています。
私の使っている天板
オーブンの天板
ガスオーブン 内径(上面)32×32㎝

電気オーブン石窯 内径 37×25㎝

電気オーブン日立 内径 28×29㎝

ロールケーキ用天板
クオカ(富澤商店)の29センチ角の天板を使っています。

cuocaオリジナルロールケーキ用天板29×29cm / 1枚
サイズ(外寸):290×290×高さ23(mm)
(内寸):(上部)280×280×深さ20(mm)、(底部)265×265(mm)
サイズは現在はこれだけのようです。
クオカの天板は値段が高いのですが、同じサイズで手頃な価格のものもあります。