基本の材料

植物油

kouglof

お菓子作りでバターの代わりになるのが植物油です。

バターに比べて口当たり軽く、さっぱりとした後味に仕上がります。

素材の風味も引き出されますので、お試しください。

お菓子作りに合う油

サラダ油、太白胡麻油、米油、なたね油など、味や香りにくせのない油がおすすめです。

オリーブ油や焙煎された胡麻油は避けてください。

太白胡麻油

お菓子作りに一番おすすめなのが太白胡麻油です。

ごまを生のまま搾る昔ながらの製法で、ごまのコクとすっきりとした後味が特徴です。

無味無臭なので素材の持ち味を活かしたお菓子が作れます。

米油

米油は米糠から抽出された油で、黄色っぽい色をしています。

無味無臭でお菓子作りに向いています。

米油はお米との相性が良いので、米粉を使ったお菓子に合わせるのもおすすめです。

菜種油

菜種油も無味無臭でお菓子作りに適した油です。

いくつか試したところ、私は匂いが少し気になりましたので、現在は使っていません。

サラダ油(キャノーラ油)

料理にも使われるキャノーラ油もお菓子作りに向いています。

キャノーラ油はサラダ油の一種であり、菜種油に含まれます。

カナダで品種改良された植物、キャノーラから作られた油です。

軽いお菓子が作れるのでおすすめですが、日にちが経つと油臭を感じやすいので焼き菓子でも早めに食べ切るのがおすすめです。

お菓子作りには不向きな油

味や香りにくせのある油

焙煎された胡麻油、オリーブオイルはお菓子作りには不向きです。

惣菜系のマフィンなどには、油の一部を置き換えてもよいでしょう。

ヘルシー系の油

健康を目的にした特殊な油は、膨らみなどに影響しますので、お菓子作りには控えた方がよいです。

私の経験からですと、ヘルシーリセッタを使ったお菓子は膨らみにくかったです。

お菓子作りにおすすめの油ランキング

ランキング1位
マルホン 太白胡麻油

食材の持ち味を引き立てる上質な油

大正時代に太白胡麻油を最初に商品化した「竹本油脂株式会社」の製品です。伝統的な圧搾(あっさく)製法で作られ、ごま本来の旨味が活きています。品質のよさ、後味の軽さ、旨味、しっとり感の持続とお菓子作りに最もおすすめした油です。

ランキング2位
三和油脂 まいにちの米油900g

国産原材料で安心

国産の米ぬかをはじめ、材料全てが国産なので安心です。

クセがなく、あっさりしていてお菓子もおいしく仕上がります。

特殊なフィルムでコーティングされたパッケージが品質劣化を防ぎ、新鮮さを持続します。1500mlはかなり重かったので、900mlがおすすめです。

ランキング3位
日清キャノーラ油ヘルシーライト

日常のお菓子作りに

酸化に強いオレイン酸が約70%含まれた、さらっとした油です。油っこさがなく、お菓子作りにも違和感なく使えます。料理にも気軽に使える油なので、気負いなくお菓子作りに取り組みたい方におすすめです。

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吉川文子
吉川文子
菓子研究家
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